2001年7月北海道ツーリング
(札幌から西海岸を北上、礼文島へ渡りオホーツク沿いに南下)


7月1日 小樽-稚内 ライダーハウスサガレン宿泊 松山から581KM走破

 6時頃、CATS来襲。フェリーで着いてしばらくゆっくりしてたと携帯へ電話あり。それでも早すぎる!!飛び起きて準備する。
 小樽運河を左手に見ながらホテルを出発。10分くらい走ったところでコンビニへ寄り朝食を仕入れる。銭函駅を過ぎ石狩市へ入る。銭函駅には寄れなかった。道はまっすぐでほとんど車が走っていない。石狩市で国道を離れ、石狩浜海水浴場で朝食とした。7時過ぎに石狩浜到着。

 こんな朝早くに、寒い場所でわざわざ食事。周りに人はほとんどいない。石狩川の河口で朝食です。天気は雨模様。寒いです。
 海に向かって左方向が小樽方面 右方向が雄冬方面
 見慣れない景色についつい時間を食ってしまう。いつでも合羽を取り出せるようにして、さあ、出発だ。

 8時、雄冬到着。雄冬岬はバイクを停める場所がなく、通り過ぎた。寂しい、小さな部落だ。雄冬町ではなく、増毛町の雄冬だった。高倉健の「駅」の面影はなかった。

雄冬海岸 人がいない!

 「駅」の中で雄冬へ向けて船の出る増毛を過ぎたらすぐに留萌に着いた。やはり北海道の距離感は四国とは異なる。

 KENTAのバイクのオイルが切れかかり、留萌で通りがかりに見つけたバイク屋へKENTAが補充にいっている間、待っているときに1枚撮影。なにやら給油中にキャリアのねじのゆるみがみつかりこれも修理したとか。30分くらい待っただろうか。KENTAの話では親切なバイク屋だったとか。北海道のバイク屋は総じて親切に感じる。銭函、雄冬、増毛、留萌と映画「駅」の舞台となった場所、きょろきょろしながら走っている。天気はどうやら晴れてきそうだ。

このすぐ先で233号と別れ、天売国道、通称オロロンラインへと進んでゆく




 オロロンラインを快調に北上して11時20分花田家ニシン番屋に到着。ニシン漁で繁栄していた頃の建物。国指定重要文化財で明治時代当時の生活漁業文化を今に残している。

花田家ニシン番屋外観 使っていた船
道の駅の看板? 番屋の内部をみてまわる。相当な規模で多くの人が働いていたらしい。
ニシンが来たと知らせる電話


 12時15分苫前で給油。タンク容量の多いTTRはスタンドの反対側で他の2台が給油を終えるのを待っている。入念に、といっても道は一本道だが(^^;ゞポリポリ地図をチェックしている。

 ここから送ったメール
苫前です。快晴です。風が強く風力発電の風車も気持ちよさそうです。道はほとんどまっすぐ、離れて走行して写真をとりあっています。無線機をもってきて良かった。スピードは気を付けていないとすぐに80程度になってしまうんです。警察が検問していると先のバイク屋で教えてもらいましたが警察には出会いません。そして利尻がぐんぐん迫ってきました。天売、焼尻の島影もはっきりしています。快晴です。


 13時初山別村の豊岬あるいは大沢付近と思われる場所にあった喫茶店NEWTONで昼食。カレー。晴れてきて景色も良く、急ぐべきなのに喫茶店の前で撮影会となった。

CATSが先にさっさと出ていってしまった後で、景色の良いことに気がついた。CATSは先のどこかで待って撮影してくれる予定。しばらく待ってもらうことにして沖を眺める。
向こうに見えるのは利尻ではないか?!


 食後、撮影会。場所は初山別村と遠別町との境界あたり。晴れてきたため心も軽い。

 食後CATSが先発して待ち受けて撮影。その後、交代して撮影。
KENTAが走りながら車上から撮ってくれた。そのためずれてはいるが貴重なスナップ
この写真でこの場所の確認ができた。まさに映像メモだ。


 なおも快適に走行中、突然の眠気。少し歩くことにした。さすがに北海道は広い。いくら走っても北に道が続いている。


 ふたたびすぐに眠気が、、、、。


 天塩川を渡るとなんと素晴らしい景色。休憩&撮影会となりました。眠気がとれた。(^o^)

この2枚は38万画素のデジカメ:KENTAが草原を走る。画像が悪く申し訳ない。 行ったり来たりしながらそれぞれの撮影会を開始した。ついついスピードを出しすぎてフレームからはずれてしまった。(^_^;)
 後方に見える富士山のような形の山(島)はご存じ利尻島。今回は時間の都合で立ち寄ることができず残念だ。オロロンラインからはずっと見えていた。最初に確認できたのはニシン番屋のあたりだった。


 北緯45度線までついに到達。道は直線、天気最高、すぐそこ、目の前に利尻がある。

最初の6枚は古いデジカメで撮ったものだが、やはり新型と比べると画像が貧弱。
45度を示してる。このツーリングでガーミンを知ったが、もっと早く入手しておけば良かった。地上にいて衛星をこんなにたくさん捕らえている。さすが北海道だ。 利尻と北緯45度のモニュメント


サロベツ原野からのメール
 サロベツ原野を快走しています。空気が澄んでいて別世界のようです。ここはサロベツ原生花園、なにやらお祭りをしています。特産のいももちを食べて出発です。ヘリ遊覧に誘われましたが怖いのでパス。今日は本当に久しぶりの快晴なんだそうです。

サロベツ原野に到着。といっても30分以上前から原野内を走っていたのだが。本当に広い。ここはサロベツ原生花園で遊歩道がつけられている。30分ほど歩く。
特製といわれるとつい食べたくなって「いももち」を食べた。味はまあまあ。震えながら出発したのは今日の朝なのだが、ここでは暑い。


 豊富駅方向へ走り、宮の台展望台へ寄ってみた。とにかく広い。


 今日の目的地、稚内に着いた。稚内に入る直前の10km程の間の景色が素晴らしかった。広い丘陵地帯で牧草ロールが転がっておりどこか外国に来たようだった。この丘を下りきったところにあったホクレンで最北端(ただし去年のもの)フラッグをゲット。
 ノシャップ岬を観光した後、宿を最北端のライダーハウス「サガレン」と決めた。客は僕ら3人だけ、1泊1500円、コーヒーとメロンのサービス有り。いい宿だ。近くの有名な店(樺太という店)が閉店しており残念だった。荷物を下ろした後、丘に上に登った。写真を見て欲しい。素晴らしい景色だった。宿へ帰ってからタクシーで稚内の繁華街へ繰り出した。が、なんともこの町はさびしい。居酒屋で飲んで帰った。この居酒屋でカムイワッカの滝のため用意してきた草履を店の便所スリッパと間違われた。このやろー。宿へ戻り、洗濯をしてシャワーを浴びて寝た。
 そうそうこの町に樺太の電話交換手を悼む記念碑があった。なんでも戦時中、日本のために樺太で電話を守り、最期は自決して果てた10名ほどの若い娘がいたそうだ。壮絶な話だ。合掌。
 最終走行距離(松山から581KM)


メロンとコーヒー付きで1500円/泊 ライダーハウス サガレン きれいに掃除されているしシャワーもついている 気に入った それぞれ寝る場所を決めて寝床の準備 ノシャップ岬だぁ
ノシャップ岬でのスナップ 地元のおばちゃんたちが何かしている 遠くに見える島は利尻島

ノシャップ岬からのメール
  ノシャップ岬の日没は19時25分 利尻礼文間に落ちる夕日をこれから見にいきます

最初の6枚は旧式のデジカメで撮ったため画像が不鮮明。買い換えないといけない。
ここまでの道のりは粘土質のダート オフロードバイクでないとあがって来れない場所 後方はレーダーサイト
雄大な景色に圧倒されている 礼文方向に沈む夕日を眺めている やや肌寒く、コーヒーでもあればなあ
利尻富士だ


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