東京裁判における東條英機の宣言供述書では、「大東亜戦争は、自存自衛の戦いだった」と主張していたが、それだけなら、一つの自己主張ということで終わりですが、東京裁判をやらせた当のマッカーサー元帥が、帰国後の昭和26年(1951年)5月3日、米国議会上院の軍事外交合同委員会において、東條首相の主張を認め、次のように述べていることです。
Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security
この英文を、すべての日本人が覚えておかなければなりません。日本人はいまこそ、本当の「昭和史」を知るべきなのです。
即ち、マッカーサー元帥は、『したがって、日本が戦争を始めた目的は、主として安全保障上の必要に迫られてのことだった』と証言していることです。
その記事を英文・和文で下記に、掲載します。
http://historicalfacts.blog128.fc2.com/blog-entry-3.html
●Testimony of Douglas MacArthur-Strategy Against Japan In World War II
Strategy against Japan in world war II
MILITARY SITUATION IN THE FAR EAST p55,
the Armed Services and Foreign Relations Committees of the United States Senate – 82nd Congress, Thursday May 3, 1951
Senator HICKENLOOPER. Question No.5:Isn't your proposal for sea and air blockade of Red China the same strategy by which Americans achieved victory over the Japanese in the Pacific?
General MACARTHUR. Yes,sir.In the Pasific we bypassed them.We closed in.You must understand that Japan had an enormous population of nearly 80 million people,crowded into 4 islands.It was about half a farm population.The other half was engaged in industry.
Potentially the labor pool in Japan,both in quantity and quality,is as good as anything that I have ever known. Some place down the line they have discovered what you might call the dignity of labor, that men are happier when they are working and constructing than when they are idling.
This enormous capacity for work meant that they had to have something to work on.They built the factories, they had the labor,but they didn't have the basic materials.
There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm.
They lack cotton,they lack wool,they lack petoroleum products,they lack tin, they lack rubber,they lack a great many other things, all which was in the Asiatic basin.
They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.
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Japanese Translation(和訳)
第二次世界大戦における対日戦略(和訳)
ヒッケンルーパー上院議員 では五番目の質問です。中共(原文はRed China)に対し海と空とから閉鎖してしまへといふ貴官の提案は、アメリカが太平洋において日本に対する勝利を収めた際のそれと同じ戦略ではありませんか。
マッカーサー その通りです。太平洋において我々は彼らを迂回しました。我々は封じ込めたのです。日本は八千万に近い膨大な人口を抱へ、それが四つの島の中にひしめいているのだということを理解していただかなくてはなりません。その半分が農業人口で、あとの半分が工業生産に従事していました。
潜在的に、日本の擁する労働力は量的にも質的にも、私がこれまでに接したいづれにも劣らぬ優秀なものです。歴史上のどの地点においてか、日本の労働者は、人間は怠けている時よりも、働き、生産してゐる時の方がより幸福なのだということ、つまり労働の尊厳と呼んでもよいようなものを発見していたのです。
これほど巨大な労働能力を持つてゐるといふことは、彼らには何か働くための材料が必要だということを意味します。彼らは工場を建設し、労働力を有していました。しかし彼らは手を加へるべき原料を得ることができませんでした。
日本は絹産業以外には、固有の産物はほとんど何も無いのです。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い、錫(すず)が無い、ゴムが無い。その他実に多くの原料が欠如している。そしてそれら一切のものがアジアの海域には存在していたのです。
もしこれらの原料の供給を断ち切られたら、一千万から一千二百万の失業者が発生するであろうことを彼らは恐れていました。したがつて彼らが戦争に飛び込んで行った動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。
※昭和26年5月3日、米国議会上院の軍事外交合同委員会で行われた質疑応答の一部です。
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